Amazon Prime Video にて鑑賞。
オススメに何度も登場するので、半ば根負けする形で鑑賞。
【前】
最近は古い映画もオモシロがって観るのだけど、こと海外産のホラー映画に関しては安っぽい血糊やお嬢さんたちの熱演を通り越して興醒めなパニック演技にどうにもついていけず、敬遠しがち。
しかし、私のイイネ傾向に合わせての強烈なオススメっぷりだし、うーん……。
【後】
えええええ!!!!!
食わず嫌いして、マジごめんなさいだったΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
急ごしらえのヘンテコモンスターも出てこなければ、暗闇でドタバタギャー!的ちんぷんかんぷん演出もなく、ただただ理知的な大人が調べてわかり得た事実を積み重ね、怪異の謎に迫っていくという良質怪談映画だった!それも、1979年の、カナダの映画だってΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
いわゆるポルターガイスト映画なんだけど、お手軽に悪魔の仕業で片付けず、人間が産み出したドラマが徹底して描かれているあたり、物凄く怪談味を感じたし欧米にもこういう感性の作家がいらっしゃるのだと判っただけでも嬉しくなった。
劇中での家族観というか文化水準の推移というものから生じる様々な軋轢が、土地や建物の因縁に結び付く。幽霊というのは、元を辿れば、みな私たちと同じ「生きてる人間」だったのだよと、さりげなく提示してくれるお話の運び方もこの映画の作り手の方々の優しさが滲み出ているかのようで、私は大好きだ。
AIのオススメアルゴリズムって、信用がならないとか不愉快とか言われがちな気がしてる今日この頃。でもこういうオススメが上がってくるようになると、どんどん賢く、人間に寄り添うようになってきてるのかなあとも思う。