Amazon prime にて鑑賞。
オススメにあがってきたので、特に考えもせずに見てみた。
主人公の『湿地の娘』カイアの生い立ち、彼女の家族が各々に追い詰められていくさまが描かれる前半は胸が苦しいのだけど、目が離せない。殺人事件の裁判の被告になったカイアが抱える秘密の奥深さを示唆する話運び、素晴らしい。
とはいえ。映画全体としては、テーマの重たさに比して淡白な仕上がりで、湿地の風景の美しさ・鮮やかさが悲劇性を薄めていたのかしら?と思った。
原作小説があるそうなので、一度そちらを読んでみて、あらためて本作に立ち戻ると「あのラスト」のコントラストが際立ってくるのかなあ……と期待を寄せてみたい。