Amazon prime にて鑑賞。
大好きな『エスター』の前日譚。巷の感想では「イマイチ」の評もチラホラだけど……個人的にはファンムービー上等!なのでOK、OK
主人公エスターを演じた少女が、年月を超えて今回もエスターを演じる。このトピックだけで私の鑑賞欲が十二分に刺激された。
『エスター』初見時の衝撃はさすがにのぞめなかったものの、少女から大人の女性になり、劇中のエスターの実年齢に近くなったイザベル・ファーマンの役作りにときめいた。エスターの特異性がさらにおぞましさを増し、それゆえの彼女の孤独や愛への渇望が浮き彫りになっていたと思う。
吹き替え版が前作と同じく矢島晶子さんだったのも花丸ポイント。
とってつけたような愛らしさを演じるエスターの狡猾さを、声色で演じる技術の素晴らしさは前作で証明済み。さらに今作は現実の時の流れを感じさせない少女声でもって、イザベルさんの役作りを頼もしく支えてくれていたのは「流石!」の一言に尽きる。