Kindle版で読む。これもいつダウンロードしたかわからないシリーズ(;^ω^)
そして、意図したわけでないのに、またまた禅のお坊さんが書かれた本……今年は既に別の禅のお坊さんが書かれた物理的お片付けの本を読んだけど、心のお片付けの本を読んで年末を過ごすことになるとは……
【読み始め】2023年12月3日
【読み終わり】2023年12月23日
2023年12月4日
黙って座り続けることは、小さい頃は悪さをした後の反省会だったし、説教を垂れる年寄り連がいなくなった後は嫌なことから一時的に目をそらす現実逃避の一種になったから、そんな即物的効能があると言われてるとは知らなかった。
果たして説教爺さんは私の頭の中がスッキリ片付く様を見通していたんだろうか?今となっては訊いてみることもできないけど、この本を読み進めたらヒントくらいはつかめるかしら。
2023年12月5日
最近はkindleを読みながら、おうちの中の短い廊下を歩いている。
Kindleはバックライト内臓なので、ちょっと薄暗くなっても読みづらくなることなく便利だ。
歩きながら読んでいると、本書のような「実践してはじめて理解できる」内容の本はとても理解が進むように思う。
歩きながら片付け中の部屋に入って、懸案だった一画を「半分だけ」片付けてみた。
半分だけ=ここまで片付けたら良しとする!という目安が付くと、こんなにも心軽く片付けと掃除が切り上げられるのかと驚いた。
考えてみると、理屈はとても単純なんだけどね。
明確なGOALが設定されてると、頭も手も動かしやすくなる。GOALがあるから、ちょっと頑張ってみようかな?と思える。
2023年12月23日【読了】
人生のうちだいたい半分くらいを過ぎたかな?という自覚が芽生えると、不思議なものでくらしをシンプルに・コンパクトにと考えるようになるらしい。
本書はそのアイデアがいくつも詰まっていて、これなら明日から取り組めそうかな?とその気にさせる構成も巧みだった。
禅のお坊さんが書かれる本の多くは「禅の修行に基づく掃除と片付けのススメ」で、本書もその中の一冊に含まれると思う。
物質との付き合い方に始まり、仕事や個人的な習慣など、禅にかかると掃除の対象は目に見えるものだけではないことがよくわかる。11月~12月、今年を振り返ってみて執筆進行ならびにイベント出店がキャパオーバーしてるかもしれないと気付いた私にとっては、本書をこの時期に読めたことは僥倖だった。
人はパンのみにて生きるにあらず、と啓蒙家の多くが言う。たが、パンの部分は「仕事」にも「娯楽」にも「癒し」にも「趣味」にも当てはまる。なにごともほどほど……適切な空白があってこそ、真価を発揮するのではないだろうか。
本書を参考に一日のルーティンを少し見直したら、すっかりサボっていた朝と夕の瞑想タイムが手に入った。
半分減らす、のはあくまでも目標。タスクを一個減らしたり、一つのタスクに掛ける時間を25分減らすだけでこの効果だ。やっぱり、私には『禅』の哲学が効くみたい。