Amazon Prime Video にて鑑賞。
オススメに何度も登場するので、半ば根負けする形で鑑賞。
……あれ、どっかで書いたようなキャッチになったぞ?
【前】
オカルトとは大変に守備範囲が広いジャンルで、まだまだ研究解明の余地がある大宇宙にもそのネタはゴロゴロしている……というツカミで鑑賞すればいいのかな?
前情報をほとんど入れずに、直感で見始めると大抵、上記のような状況でで画面に対峙することになる。
で、ガチのハードSFの知識がないと楽しめないんだぞーっていう内容だと目も当てられない。男女が二人で佇むスタイリッシュなサムネイルを信じて『夏への扉』みたいな軽妙洒脱なお話だと良いなあ。
【後】
え、意外と良かったかも……。
登場人物と同じ高さの目線で、起きているコトがちんぷんかんぷん。
だからひとつずつ丁寧に、難しい計算式や最新学説をこれ見よがしに持ち出されずとも、状況が直感的に理解できる。
把握した事実が指し示す、ちょっとトンデモな事態のあれやこれやに私みたいなニッチ趣味よりのSF好きは「お?」と身を乗り出す……と思うんだ。というか、私は乗り出した。
メロドラマ風味が若干濃くなるあたりから、オカルト描写がおざなりになったような気がして、結局男女が何に巻き込まれたのか?どうして彼と彼女だったのか?という説得力が弱い展開になったのだけど……けど、ホラ、ねえ。
宇宙からの不思議という前提があれば、脳味噌の何処かが勝手に「古の」とか「大いなる」とか「名状しがたい」とか補足を引っ張り出す仕様に仕上がっている人々にとって、むしろそういう講釈は無用の長物なのかもしれない。