Amazon primeにて鑑賞。
なんとなく昔気質な映画鑑賞のお作法に倣ってみたいと思い、ポップコーンを作って(チーズ味にしてみた)飲み物をたっぷり用意し、ソファの前にオットマンもセットして、カーテンをぴっちり閉ざしてSTART。
いわゆる連続殺人犯の足跡を追う型の、サイコスリラー。なのだけど、アプローチの仕方がアカデミックというか、サイコパスと呼ばれる人々について観客の皆様どの程度理解してらっしゃる?と問いかけてくるような印象を受けた。
人によってはその教科書的な展開が説教臭く感じて、ショッキングな映像とのアンバランスさに白けてしまうかもしれない。
けれど本作をして、昨今の脳科学ブームや人権問題にスリラーというジャンルが新たな足掛かりを見つけたような手応えを感じる人も少なくないのじゃなかろうか。
常に目新しい地平を模索するのが、創作といういばらの道。
ここからどんな恐怖の深掘りが始まるのか?
手垢が付きに付いた感じの「サイコパスもの」というジャンルの追っかけを止められない理由がまた一つ、出来た気がする。