新耳袋―現代百物語〈第2夜〉 (角川文庫)posted with amazlet at 11.10.17
夜、寝る前に読むんじゃなかった。と、お約束の反省を交えつつ読みました。そういうときに限って、寝る前にトイレ行くの忘れてたりして、トイレ行くの怖いーやだーってなったりして。
筆者のお二人は「禁じ手」として、呪い系等の「載せないと決めているジャンル」があるそうです。が、本シリーズのようなオチがない(いわゆる投げっぱなし)な話、正体がよくわからない話等々は、その後しばらく引きずってしまう気味の悪さがあります。
凝りに凝った創作より、ちょっと聞いてきた話なんだけどね……て世間話の延長で語られる方がゾクッと来ることがあるけれど、まさにそれ。で、話の最後に「ね、よくわかんないでしょ?不思議ねえ」で締めくくられたら……。