あらたま@メモ魔通信

くらしの一コマ、ねこ、きもの、ラーメン、読んだ本、などな日々の活動メモ。書いて、読んで、猫と暮らす。丁寧ではないし、断捨離もしてないし、OLもしてません。

黒面の狐

 アイツが今年もやって来たんですって

 アイツとは、アイツですよ!杉花粉ですよぅ。もう大泣きです。悲しいやら、アレルギー反応やらで。

 

 今年は目の症状は軽そうなんですけれど、鼻の蛇口は早くも「パッキン変えなきゃあ……」という態でございます。

 それと、歳のせいなのかなあ。本気出した冬のおかげで肌の乾燥がひどく、そのあたりから赤みやヒリヒリが。ここに花粉が乗っかったら大変なことになりますね。メイク禁止令が出そうです。怖い怖い。

 

メイクができなきゃ、お面被って出掛けたらいいじゃない←無理です

 今日の読書メモは、お面がモチーフの、ダークな雰囲気漂う御本について。狐のお面とかおかめのお面とか被って出掛けても「あら、あの方。花粉症が大変なのね、お大事に」と見て見ぬふりしてくれる、そんな優しい世の中にならないモノでしょうか。

黒面の狐

黒面の狐

 

 

読もうと思ったきっかけ
 以前に読んだ三津田さんの本が面白かったので。書き下ろしと聞いてワクワク。
 
三行感想
  • ホラー×ミステリー??ホラー要素を読み取れなかった私は何かが麻痺してるのかも知れない。読み返しても、江戸川乱歩に連なる探偵小説だと捉えてしまう。
  • 象徴的に『忌まわしい狐の話』は挟まれるけれど、怪異らしい怪異ではないので、怖かった!と言えないのがしょんぼり点。ワクワクしながら読み進められたのは嬉しいけど、それは探偵小説だから。
  • 自分で勝手に不完全燃焼してしまったので、足りないゾクゾクコワーイ成分は映画『悪魔の手鞠唄』で補うべきか?
 
今後にどう繋げる?
 映画の金田一シリーズで頭をリセット。
 
 
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今年最初のきものは

昨年はほとんどキモノ生活できなかったので

 今年は多く着るぞ(去年より)!と意気込んでおります。とはいえ、無理せず・楽しくと、まずは月一回を目安に。

 

 1月はお正月だということで晴れ着など考えていたのですが、着るのは家の中だけで、猫の毛まみれにされるだけのオチが目に見えていたので止めることに。ちょっと良いところにお出かけする予定を無理矢理こしらえなければなりませんね。来年こそは……。

 

 というわけで、いつも通りのカジュアル路線で過ごしていました。

 

晴れ着の出番がなかったのでデニムにしてみました

 
 今年の1月は、オシャレよりも活動しやすさ重視できものを選んでました。寒さは「薄く暖かな素材」を便利に重ね着してカバー。
 とはいえ、新年ですのできちんと感を意識しつつ、帯締め帯揚げで締めるところは締めてみました。色数は少な目。晴れ着のお嬢さん方が多い時期なので、私は引き立て役に徹します。
 
 

デニムきものは和洋折衷の天才

 羽織の上からケープをさらに羽織って、昔の文豪みたいでしょ?みたいな顔してました。実用面でも暖かさ充分、動きやすさも申し分なしで、和装コートより好きかも。
 足元はコンバースのスニーカー。ハイカットのスニーカーは、パッと見が地下足袋のようで以外にもきものにしっくりと来るんですね。デニムとの相性は言わずもがななので、試してみて良かった良かった。
 バッグも肩から斜め掛けするタイプで、きもの周りはほとんど洋装アイテムでしたが、全然問題なし。デニムきもの、ほんとにイイ子です。
 

で、何してたかというと

 
 昼からクラフトビール行ったり、とかね……結局、飲んでるのです。ふふふ。

怪談遺産

 怪談に貴賤なし

 私が常々考え、話しているのは「怪談て、どんなに短くても長くても、みな等しくおもしろい」ということ。

 なんか変なの。とか、ちょっと不思議ね。というお話にも必ず背景や理由があって(そっちの方が大変興味深い場合もある)、そこまで知るに至って「なんと尊いお話でしょう」と大化けすることもあるのです。

 

 でもね。嘘は良くないなと思うのです。100%実話と銘打っておきながら、創作丸わかりなお話とかね。見てもいないモノを「見た!」「聞いた!」と出してしまうとか。創作なら創作でも良いのです。堂々と胸をはって「さあ怖がるが良い!」と丹精込めて練り上げたお話を味わう事の何がいけないのでしょ?実話だけが怪談ではないでしょうに……。

 そんなわけで。怪しげで怪談愛に希薄なお話も多い昨今、初見のお話はついつい疑い深く読んだり聞いたりしてしまいます。こんな自分がやんなっちゃうなあ、もう。

信頼度の高い作家さんは貴重な存在になりつつあるのか?

 今日の読書メモは、いろんな意味で「怪談に対して厳しい」先生の御本について。素材のさばき方も味付けも、私は絶大の信頼を置いています。

怪談遺産

怪談遺産

 

 

読もうと思ったきっかけ
 平山夢明先生の実話怪談集。今読まずにいつ読むのか?というわけで読んだ。
 
三行感想
  • え、凄く真面目に実話怪談してる!というのが感想第一声。ホントに真面目にキモチワルイ話だらけ。
  • 装丁がポップでオシャレ(と、私は思ったのです)だったから、平山先生らしい『ちょっとの笑いが怖さを誘う』話も入ってると信じてたらとんでもなかった。
  • この本に納められているのは世に溢れる実話怪談のほんの数話に過ぎないのだと考えると、果たしてどれだけの人々が日夜心霊的怖いエピソードに遭遇しているのか?時代が移ろっても、人が暮らしていく限り、実話怪談は産まれ続けるのだろうかね。
 
今後にどう繋げる?
 そろそろ創作怪談を読んで、クールダウンしておこうかな
 
 
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