二冊目の電子書籍を書き終えて、次の作品に向けて自分を練り上げる期間。
まずはアホほど積んである本を読んで、頭の中に新鮮な空気を入れてあげよう。
【読み始め】2021年8月16 日
【読み終わり】2021年12月6日
2021年8月20日
2021年11月30日
ミレーの発奮を読んだ。
ミレーの葛藤、いじらしさ。歳をとってから読むと、胸に迫るモノの重さが違う気がする。
同じところを何度も読んでしまう。
サラリと書かれているけれど、ミレーと妻とその子供たちの心中はいかばかりであったことか。
2021年12月6日【読了】
休み休み、ようやく読み終え。
児童向けとして世に出た本は、いつしかオバチャンの心もがっちりつかんでしまっていた。
昔の伝聞、偉人の伝記。
まあまあの脚色が入っていたり、訳者の趣味や主義信条が入り混じったり、そうやって元々の話からだいぶ掛け離れてしまったりもする(ものらしい……とどこかで読んだ)。
だとしてもだ。
読んで感動して、余りある余韻がこの本にはある。
一ヶ月もしないうちに量産されては、使い古しだと読み捨てられていく啓蒙書やビジネス指南書やライフハック本を100冊200冊と読むくらいならば、本書一冊から一日一エピソード読んだ方が、人生が輝かしいものになるかもしれない。
昔の本に比べて紙自体が丈夫で経年劣化に強い新潮文庫。
こいつをボロボロになるまで読み込んだなら、果たして、どれだけの『人生の知恵』が醸成されるだろう。
本を読むことに興味が湧いてきた子供たちには勿論だけど、仕事や勉強や人間関係や……ちょっとやそっとのハウツー本では何も得られなかったという大人たちに。強く、強く、オススメしたいなあ。
と、思う。