あらたま@メモ魔通信

くらしの一コマ、ねこ、きもの、ラーメン、読んだ本、などな日々の活動メモ。書いて、読んで、猫と暮らす。丁寧ではないし、断捨離もしてないし、OLもしてません。

【読書記録】夢をかなえるゾウ1

 

夢をかなえるゾウ1

夢をかなえるゾウ1

  • 作者:水野 敬也
  • 発売日: 2020/07/09
  • メディア: 文庫
 

 

 純粋に「読み物」としても面白いんだ!――遅ればせながら、自己啓発本の魅力に気付いた私。
 自己を啓発するためでなく、エンタメ小説として面白そうだなとサンプルを読んで思ったので一冊読んでみることにした。
 あ、実験してみよか?と思ったポイントは即時実験してみようと思います。面白そうなので。


【読み始め】2021年4月7日
【読み終わり】2021年4月22日

 

 

 

2021年4月12日
 何が面白いってアナタ、ガネーシャの台詞が全部、頭の中で勝手に笑福亭鶴瓶ボイスに置き換わってしまうことよ。
 あんまりぴったりすぎで、内容が入ってこない。入って来なくてもさして問題とも思わない。面白いことに特化して読み進められるんだから、エンターテイメントとして抜群のポテンシャルが備わってるってこと。
 
 
2021年4月20日
 神社にお参りするくだり、ガネーシャが裏技として紹介する「あれ」ってどうなんだろうな?と。
 私はそれすらも見返りのにおいがして、居心地が悪くなるタイプだ。
 
 神社にお願いごとがあるときだけ行くってのもなんだかなあ、って思うから。ていうか、そもそも、神社やお寺でお願いごとってあんまりしたことないのよ。
 通りすがりに会釈したり、ご挨拶=お参りしたり。
 どうもコンニチハ、本日のお参りの『御縁』いただいてアリガトゴザイマス……で帰って来てます。
 
 
2021年4月22日【読了】
 なにをもって人生の成功とするのか?
 読んでいて、常にその問いが頭の後ろに付きまとっていた。

 本書は主に、ビジネス限定で成功したいと考える人向けの自己啓発エンターテイメントだと思う。
 やりがいのある仕事、稼げる仕事、一時代を自らの手で築かなくとも時代に貢献できる仕事、そういった仕事に出会いたいのに出会えずに藻掻く人ににとっては福音となり得るかもしれない。
 こんなことを改めて記しておこうと思い至ったのは、私が求める啓発書ではなかったからだ。今の私はビジネスではなく、如何に人生そのものを軽やかに生きるかが最大の関心事であり、ことビジネスに至っては「やりたい方に道を譲る」という季節にあるからだ。

 とはいえ、エンターテインメントとしては大変に面白く読ませていただいた。
 最後の方で「あらら、ガネーシャ。随分と神様然としちゃって。しおらしいねえ」と少々残念で寂しい気もしたけれど、どうやら続巻があるようなので、そちらも楽しく読もうかなと思っている。
 あくまでもエンタメとして。
 おもろいアイデアは、そこだけこっそり美味しくイタダキマスでいいのでは?