あらたま@メモ魔通信

くらしの一コマ、ねこ、きもの、ラーメン、読んだ本、などな日々の活動メモ。書いて、読んで、猫と暮らす。丁寧ではないし、断捨離もしてないし、OLもしてません。

【読書記録】病気にならない女性は「カタカナ食」を食べない――人生が好転し始める「1食100円」の美的メンテナンス48

 

  いつ、どんなシチュエーションで購入したか、ちょっとよく覚えてない本。
 サクッと読めそうな新書は無いかなあと探している時に手に取ったんじゃないかなあという朧げな記憶だけが頼りです。
 家の本棚から。再読。


【読み始め】2021年3月23日
【読み終わり】2021年4月11日

 

 

 

2021年3月28日
 感情論的にヒートアップしたり、男性の食事と女性の食事にかなり偏った私見が挟まれたり、突っ込みどころは多い。けれど。
 
 ごはんを食べよう。という意見には賛成。
 
 
2021年4月6日
 男の人の一人飯も、今じゃ随分と偏ってると思うんだけどなあ。と、しみじみ。
 背脂ドバッなラーメン店、餃子とチャーハンのセットが売りの中華店、脂と過剰な調味料万歳な外食店の客層って男の人の方が多くない?
 
 
2021年4月8日
  要点だけを見ると良い事が書いてあるように感じるのに、何かが引っかかる。なんだろう?なんだろう?と頭をひねりながら読み進めて、漸く気がついた。
 著者の論陣の張り方が、厭なのだ。個人的に。
 自分の主張の正しさを書きたいがゆえに、敵性存在を立て(著者は「全てが悪いとは言わない」と予防線を張ってるけど効果がない)徹底的にデメリットのみを叩く。もちろん自分の主張のデメリットは開示しない。
 フェアじゃない、と私は感じてしまうのだ。
 統計調査や第三者機関による研究データなどの、客観的で信用に足る情報も無く、単に「こうではないかという推測」でしかないことを危機感たっぷりに煽られてもなあ……でもこういう『本』て、簡単に信じてしまう人はたくさんいるんだよなあ。

 本というメディアは、とにかく一方通行。
 論じたい人が反論を受け付けるタイミングは皆無で、とにかく書きたい「お気持ち」を最初から最後まで書いてしまうことができる。
 論じてる人が客観的視点を持って推敲できる人ならば、データ不足だと思えるところは自発的にトルツメとかするだろうけど……大手の出版社はそういうオシゴトをする担当編集者という人が居るはずなんだけど、どうなんだろうそこんところ???


2021年4月9日
 本書って今というタイミングで出版されてたのなら、確実に炎上案件なんじゃないかなと思う。
 「表現としてアウトです!」
 そう猛る多くの女性の姿が目に浮かぶ。
 生物学的に女性で、心の性別も女性で、だけどその辺の意識が薄めの私でさえも「やっぱりちょっと不愉快なんだよな」と思う表現や決めつけが目に付いて仕方ない。
 新書って新鮮さが命みたいな言われ方するけども、旬の時期を選ぶって大事なんだなあ。その点、様々な価値観が一気に書き換わっていく時期において、本書の出版タイミングって絶妙だったのかもね。


2021年4月11日【読了】
 良いことも書いてあって、なるほどフムフムってなるにはなるのだ。だけれども……なんだろな、このモヤモヤは?てやつである。
 
 単に『お気持ち』だけを世に問いたいという趣旨ならば、ここまで読むのが辛くはなかったかもしれない。
 管理栄養士の先生が書かれた御本だからと、期待しすぎた私が悪かったのかもしれない。
 
 いろいろ複合的に理由はあるけども。
 正確なデータも示されないのに、ある一分野を書物という一方通行なメディアで叩くっていう手法は如何なものなのだろう?という疑問が一度でも沸いた以上、面白かったです・勉強になりましたとは言いがたいのだ。
 
 新書というジャンルはこれが持ち味。玉石混淆の中から玉を拾うのが読書強者の証……みたいなことを昔、呑み屋で語られたけどもさ。
 けどさ、これで良いの?伏字になってない伏字で店名だされちゃったお店や主力の商品ジャンルやサービスを徹底的にこき下ろされた会社で誇りを持って開発・製造してる人たちの立場は?
 なんかね、そういうところなんだよな。モヤモヤするの。