Amazon kindle Unlimited で読みました。
【読み始め】2021年2月5日
【読み終わり】2021年2月17日
2021年2月17日【読了】
怪異と私たちの『日常』は紙一重ですれ違い、交差したことも気付かないほど、誰のそばにも怪異は潜んでる――そうは夢想しても、自らの日常が前述の『日常』に含まれていると自覚してる人が果たしてどれほどいるだろう。
自分だけは。
フツーに暮らしてれば。
……そんな怖い目に会うはず無いから。
どこまでが実話で、どこからが虚構か、判別しがたい怪談というジャンルだからこそ、自分が油断しきりの暮らしぶりかということが鏡写しのように見せつけられる。
怪異にあってみたい、話を聞いてみたいとは、常日頃思っているけれど。
首をツッコミ過ぎて取り込まれないように。
帰り道がわからなくなってしまわぬように。
クワバラ、くわばら……。