電子書籍で読みました。
読み始め、いつだったっけ?もはや思い出せないくらい、悪戦苦闘しています。
2020年11月3日(火)
読めども読めども……。
旧約聖書って金太郎飴みたいだ、と思う。神も人も同じ事を繰り返す。神は人に同じ事を求め続け、怒っている。人は神の言い付けをすぐに忘れお互いにいがみ合う。
神も人もどれだけ愛されているかを物量的に確認し続けないと不安で、雲行きが怪しくなると大仰に嘆き、考えうる限りの残忍な方法で処刑する。
冒頭で『神は自分に似せて人を作った』とあるから、仕方がないのか。遺伝子に刻まれた呪いという言葉は、科学的でもあり宗教的でもあるなと思った。
2020年12月14日
ついに新約聖書編に突入。
長く理不尽なことてんこ盛りの金太郎飴、旧約聖書は理解不能な事が多くて、簡易的口語ダイジェストでもキツかった。
つまり。それだけ現代日本に生きる私と旧約聖書では価値観も倫理観もかけ離れ過ぎてるってことなんだろう。
ここからは馴染みも深くて、良くも悪くも暮らしに浸透してるイエス中心の物語。どんどん読み進めよう。
2020年1月5日
とうとう年をまたいでしまった。
仕方ないのだ。こうやってじっくり、少しずつ向き合うというのも本の個性というやつだ。
2020年1月17日【読了】
Kindleの読みやすい環境に助けられて、速度アップ。そして読了。
その昔、時間割に『聖書』が一コマ充てられていた学校に通っていた。
その授業では先生が「時間が限られている」との理由で膨大な聖書の中から、信仰を学問と捉える上で重要な箇所をピックアップするという形式を取っていたが……先生ご自身の大好きなエピソードを拾ってお話されてたのだということがよくわかる一冊に、今このタイミングで出会うというのはどういう星の巡り合わせだろう。
先生、信仰上の如何なる理由があったにせよ、学問とするならば、キリスト教圏とは言い難い東洋の島国の民的視点でもって多角的な見解も述べられたのであれば、私も今少し聖書と真面目に向き合ったかも知れませんよ……とか、とか。思わぬ感傷に浸ってしまう読後感。
反抗心丸出しのあの頃に比べたら、私も随分と丸くなったものだわ。