皆様、お礼参りは行かれますか?
今日は湯島天神にお礼を言うためにお参りにいって、御守りをいただいたよ。という、お話。
ほんのちょっぴり自著宣伝も挟まれますが、本筋を書く上で避けて通れない要素なのでご容赦を。
御興味お有りの方は、どうぞゆるりとお付き合いくださいませ。
電子書籍出版にあたって
怖い話を書いてみようと思い付いたのはもう年単位で前のことだと思うけど、書き溜まってきたそれを書籍の形にまとめてみようと考えたのはごく最近と言ってもいいくらいの出来事。
やる!と決めたら、まずは体裁を調え、自らの退路を断つ。
私が最初にやったことは、神社に行って「電子書籍を拵えます。頑張ります。見守ってくださいね、御守りをいただいても良いですか」とお参りに行くことだった。
家族や知り合いにコレを話すと『なんでそれ??』みたいな顔をされるけれど、扱うのは(創作とはいえ)怖い話ですもの。
まずは神仏に加護を賜ねば、ゼロ感は絶対に霊障に合わないなんて保証はないじゃない?と思ったわけ……そう、私の本性は繊細な超ビビりだから。
なんで湯島天神だったかというと、どこの神社に行こうかなと決め始めたとたんにポカリと「あ、湯島行こう」って浮かんだから。
こういう直感は、馬鹿にしないで拾うようにしている。
タロットやオラクルカードを読むときと一緒。
これが世に言う「神社に『呼ばれる』感覚」なのかは正直なところ能くわからないので、そこについてはスピリチュアル好きな方々に議論を丸投げイタシマス……。
この御参りの時、おみくじを引くだけでなく御守りをいただいて帰ってきた。
授与所のお姉さんに「御守りをいただきたいのですが、オススメどれですか?」と相談しながら、これぞ!と納得のいく御守りを一つ……。
めでたく出版まで漕ぎ着けた!
御守りを常に側に置いておいたお蔭が、私自身もちょっと「おい、どうした」と引くほどに、トラブルに見舞われても、心を折りに来る人物が現れても頑張れた。
じゃじゃーん♪とファンファーレもめでたく、ポチっとワンクリックで出版出来たのだ。セクハラ・パワハラ・マウンティング・不景気に氷河期……ありとあらゆる強敵の攻撃にただただ膝を屈することしかできなかった、この私が(マジ泣)。
手続きを全て終えた瞬間に「これだ……これが心願成就ってぇやつだ」と悟った。
これはあれだ、御利益だよ御利益。
ならば御守りをお返しして、報告とお礼を申し上げて、次作に向けて新たに御守りをいただいて来るのが筋ってもんじゃない?
――というわけで、流行病が世の中を不安にさせる中、湯島天神にお参りするため某日おっかなびっくりで電車に飛び乗った。
お参りと一緒にやるのは
参道前でコンニチハと頭を下げ、手水舎でお清めをして、お参り。
『ありがとうございました……お陰様で……実は次に……また頑張りますので、応援よろしくお願いします。御守り、いただいていきますね』
お参りを終え、古い御守りをお返ししたあと。
新しい御守りをいただく前に、私にはひとつやることがあった。
境内には有名な梅の木だけでなく、立派な樹が何本も立っているのだけれど、或る一本の大きな樹にごあいさつをすること、だ。
前に来たときも、何故だか気になって(こういう直感はマメに拾う)ごあいさつした。
こっそりと、少しだけ樹肌に触れさせて貰いもした。
だから。今回もごあいさつ。
ちょっとね頑張ってみたよ、また頑張ってみるね、ありがとうね……大親分みたいな樹で、見るからに頼もしい。
本殿へのお参りよりフレンドリーな気分にさせてくれるのが不思議。
で、新しい御守り
清々しい、白の御守り袋に収められているのは、湯島天神の『神社守』初穂料800円。
私「受験ではないんですが、どうしても頑張りたいことがあります。オススメの御守りありますか」
お姉さん「心願成就ですね……こちらの神社守はいかがでしょう?」
この何気ないやり取りをした時に、まさかこんなに早くお守りをリピ買いする日がやってくるとは思っていなかった。
私はこれを手書きノートのカバーについてるポケットに入れて、常に身近に置いている。
ふとしたときに視界に入ると、気合いが入る。
御興味ある方は、お参りされた後に授与所で探してみてください。
……後ろのロゴマーク?
私のノートPCは、ビール屋さんのロゴステッカーでデコレーションされてる。
怖い話とは全然関係なく、ビールも大好き。
というわけで
本日はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。