暑かったり寒かったり、着るもの選びに悩みます
お着物界では「桜が散り始めたら羽織を脱いで、帯付きになるのよ」なんていう暗黙の了解があったりします。盛夏でもないのに帯付きはちょっと恥ずかしいわ、という奥ゆかしい向きには薄羽織という便利アイテムもあります。
しかーし!今年みたいなのはどうなんでしょうね?桜が咲き始めたら駆け足で盛りを過ぎてあっという間に散っちゃって。今年は黄金週間辺りから浴衣をウソきものみたいに着ないと暑くてやってらんないかもねえ……なんて言ってたら、風邪引きそうなくらいの寒さが帰ってきたりして。お天気に怒っても仕方ないのですけれど、この振り上げた拳の下げどころってモノが!はあ、参ってしまいます。
今回は猫尽くし
お天気がどうかしているこの春、この胴抜き紬が大活躍しております。寒いときは襦袢や機能性下着でほかほかを確保。昼は良いけど、日が落ちたらどうしましょうというときは大判のショールをバッグに放り込んでいきます。
連休あたりにはどのくらい気温が上がってしまうのか?大きく裏切られて滅茶苦茶寒くなったりもするのかしら?そしたら何を着ればいいのかしらね……とても恐ろしいです。
桜も盛りを過ぎて、葉桜も良いわねえなんて事を言ってる時間もあっという間。私はというと、早々に羽織を片付けて帯つきでうろちょろしております。太陽さんさんの昼は袷のお着物でも汗だくになることがあるくらいですから。
帯つきになると可愛い柄の帯を見せびらかしたいのが悪い癖でして、たれに猫のシルエットがしなをつくってるこの半幅を中心に組みました。ガマ口バッグまで猫柄。かなりのしつこさです。
猫らしく自由に歩いてきました
この一式を着て出かけたのは、日比谷公園のフードイベント。履き物は、人混みの中をきびきび歩きたかったのと野外イベントは足元が少々不安なのとで、写真は撮っていませんがブーツを合わせました。
初夏の陽気が続いていたのに、この日はずいぶんと肌寒く、ポリの薄羽織りを重ねていきました。色や柄の組み合わせはイマイチですが、無いよりはあった方が快適……というか風邪をひかずにすんだので助かりました!
これを機に薄羽織りのバリエーションを考えてみることにします。適当な塵避けではなく、全体の調和も考慮して2~3タイプ候補をあげてみようっと。
限定の樽生。香ばしくパンチのある味と香りですが、飲み口は爽やか。グリルしたお肉やお魚との相性が良さそうに思いました。
緑の芝生を眺めながら飲むと、また格別美味しかったです。
オマケ♪
帰り道、二次会(?)で立ち寄ったお店で久々のワインをいただきました。しっとりした赤ワイン。
洋風おでんが目玉メニューとのことでしたので、春らしく筍とつぶ貝と菜の花のおでんをオーダーしました。
ここは白ワインでは?となんとなく先入観で考え込んでしまいましたが、お魚風味のお出汁がしっかり骨太に仕上がっており、そのお出汁に浸かった春のご馳走たちには赤ワインがぴったりでした。