今年、夏が来たら10歳になりますよ
すっかりナイスミドルな貫禄を身につけておりますが、頭の中身は永遠の3歳児……といいたいところですが、我が家のボクさんは人を思い通りに動かす知恵だけはどんどんついていっているようなので「なんとも手強いおませな3歳児」と言ったところでしょうか。
お外は怖くて、お家の中から一歩も出ない子なのに、何処で覚えてくるのやら。
オカアサンのお布団はボクのお布団
この冬は特に寒くて、うちのこは隙あらばお布団でぬくぬくダラダラしています。猫用のお布団やベッドはお気に召さないのに、ヒト用のお布団にはメロメロです。
そんな彼は朝、お布団を畳もうとすると、ものすごく機嫌が悪い。
「畳みますよ」
「……(香箱座り)」
「退いて頂戴」
「……(目を閉じて寝たふり)」
もう知りません!と片付け始めると、尻尾でお布団をバッシバシ叩きます。
日が暮れると「そろそろお布団敷いてもいいんじゃない?」みたいな感じですり寄ってきては上目遣いで「にゃん」と言います。同じ事を人間の男性がやったら遣り手のホストとか生き霊を100人単位で従えるジゴロとかになるんじゃないかと、ちょっとだけ背筋が寒くなります。