バレンタインデー、だそうです
きれいなチョコ。かわいらしいチョコ。チョコレート好きにはたまらん一日でございます。義理とか本命とか、昔々から関係ございません。チョコを愛で、チョコを美味しく食すのです。至福。
とはいえ、チョコレートは年がら年中食べてしまっているのですけれど。文字通り「金に糸目はつけぬ」ので、お小言を頂くことシバシバ。
チョコレートばっかり食べてないでごはんを食べなさい!もシバシバ……大人なのに。
『特別な日』を設けたい「好きなもの」と常時囲まれていたい「好きなもの」
クリスマス時期の美しいショートケーキや、ほんとに一生に一度あるかないかの良い事があったときの高級牛肉は、やはり特別な存在なのです。
でも、チョコレートと怖い話(誰かが語っていたり、映画だったり、読み物だったり)は常に手の届く範囲に居てほしい。励まし、気付きを与え、時にはしっかりしろ!と叱ってくれる、大切な大切なお友達なのです。
今日の読書メモは、その中間に位置するような本について。常に書棚の目立つところで背表紙を確認したいのだけど、読むのはお盆の時期の夜。浴衣に着替えて、渦巻きの蚊取り線香に火を灯して、温くなった麦茶を飲みながら読むのです。ちょっと特別扱いしたくなる、不思議で美しくてぞわぞわする一冊。
読もうと思ったきっかけ
書店を不定期巡回中に、一緒に巡回してた家族に薦められて。曰く「一種の創作怪談?気に入るんじゃないかなあ」
三行感想
- 連作短編の旨味が良く出ていて、好きか嫌いかと問われると「好きです」と答えてしまう。
- 怪談という括りにいれてしまうのはいささか乱暴な気がしてくるほどに、全編通して優しく甘い(個人比)。ファンタジー……とも違うなあ。メルヘンだ、現代のメルヘン。
- キーアイテムの銅版画が48作品とのことなので、夜行48本を全て読んでみたいなあと少し意地悪気分で考えてみたり。48全ての物語を読み終えたとき、反転を繰り返した脳ミソをかかえてどこかに旅立つことになる……なんて事になったら、それこそ怪談または都市伝説。
今後にどう繋げる?
まだまだ怪談本が続きます。。。
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