あらたま@メモ魔通信

くらしの一コマ、ねこ、きもの、ラーメン、読んだ本、などな日々の活動メモ。書いて、読んで、猫と暮らす。丁寧ではないし、断捨離もしてないし、OLもしてません。

ミニスカ宇宙海賊1

ミニスカ宇宙海賊1 (朝日ノベルズ)
笹本 祐一
朝日新聞出版
売り上げランキング: 201,694

 私が買った本ではありませんが、お家にあった本。シリーズものの一冊目ですね。確か、深夜帯アニメの原作です

 宇宙海賊が厳格な世襲制を強いられている、私たちの宇宙とは別のとこらへんにある宇宙のお話。世襲制がひじょーに厳格なものですから、伝統ある海賊の看板を守るために女子高生が突如として宇宙海賊になります------というお話だったと思います。たぶん。
 全体的に、とてもお気軽路線。主人公の女子高生はそれなりに何でも器用にこなすタイプで、すぐに暴力で解決したりしないし、若さを過剰に振り回したりすることもなく、なかなかの好感度をお持ちです。周囲を取り巻く人々も灰汁の少ない「普通に良い人」ばかりで、さらっと心に入り込んできます。こんなに善良な人間を揃えて海賊なんて勤まるのか?という疑問も、ちゃんと解消される設定がなされていて「なるほどねー」と。

 お休みの日に、何も予定が無くて、一日ダラダラ過ごしたいときにはこのくらいの「ライト」さ加減はちょうど良いのかもしれません。どんなに馬鹿馬鹿しいという売り文句がついていたとしても推理小説はそれなりに頭を使うし、頭は使いたくないけど活字を目で追う事を愉しみたいという、わがままな気分に合うのかなあって


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