サンドウィッチは銀座で (文春文庫)posted with amazlet at 14.10.19
文庫で読みました。
帯には「夜ふけに読むのは危険です」とあったけれど、私、寝る前に読んでも平気でした。特にお腹がぐーっと鳴ることもなく、いいないいなそのうち食べに行こう!と思うこともなく。
なんかね、出てくるもの出てくるもの「妙にオシャレ」なメニューばかりなのです。とびきり高級ではないけれど、粋で、お子様ランチに対するワクワクを忘れてない大人のためのメニュー。だからなんだろうな、良い歳の取り方をしてる自覚がない(むしろ歳ばっかり重ねて大人になり損ねている自覚は大いにある)自分にとってはハードルがいちいち高いメニューばかりに思えて、居心地が悪いわけではないけれど頭のどこかが常に冷めたまま読み終えたのでした。
グルメ本、大好きなんですよ。テレビの食べ歩き番組も大好きなんです。下町商店街で買い食いツアーみたいな企画とか、胸がきゅんきゅんします。そのノリで手に取ったけど……自分でも本書に何を求めていたのか、よくわからなくなってきました。
夜中に「お腹が空いたー」って身もだえたかったなあ。ちょっと時間をおいて、また読んでみよう。そしたら、うまく折り合いをつけられるかもしれないし
0003/1000