今日は「きものの下」……腰紐のお話です
腰紐は何本あっても嬉しいのですが、帯結びの特訓をするときには特に「もっと!もっと補充してくれ!」との心の声が強くなります。
お友達に教えることも始まったので、腰紐需要はさらに上がり、使ってない手拭いをチクチク縫って作ることにしました。
ミシンでビャーっとやっつければ良いじゃんとも思うけど、なんとなく和装小物は手で縫いたくなるんです。
たかが紐、されど紐。優しい気持ちで、ふふふと笑いながら。着付けて、出掛けてるところを想像しながら。
少し太めの紐にしました
完成したのがこちら↑
少し幅が広めです。伊達締めと市販の腰紐の、中間くらいの太さ。ぎゅうぎゅう締め付けずとも抑えはしっかり……を目指しました。
一本で良かったんだけど、手拭いを使いきったら二本作る事が出来ました。ラッキー♪
ついでに、長襦袢の綻びもチクチク。
こればっかりはミシンでというわけにはいきません。一針ずつ、丁寧に、しばらくは破けないでねとお願いするように。
紐と同じく、長襦袢も消耗品だなあと思ってるのですが、気に入ってるものは少しでも長くお付き合いしたいのです。
こういう手間は惜しみたくないなあ、手間をかける気持ちの余裕や優しさは忘れたくないなあと……。