まだ読んでいない梨木さんの本を家の中で見つけたので、さっそく読みました。
ふわふわっとした独特の空気で進むお話は、ある種の残酷さを漂わせつつ不思議な爽やかさを残していきました。キラキラとシュワッと、粉雪みたいに溶け消えました。この胸を締め付ける気持ちはなんなんだろうなあ、切ないという気持ちとはまた違います。モヤモヤしてるわけではないので、後味が悪いというのともまた違う。
トルコという国、ムスリムの社会、そういった事をきちんと理解していないから、この本をちゃんと消化できていないのかもしれません。
トルコの気候風土、歴史、文化。おおざっぱでも勉強してからもう一度、本書にトライしようかな。
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