機動戦士ガンダムUC2 ユニコーンの日(下) (角川コミックス・エース)posted with amazlet at 14.10.06
今日から読んだ本を数えることにしました*1。
1冊目はこれ↑。家にあった単行本です。Amazonでは電子書籍版と文庫版の扱いしか無かったから、単行本版は絶版になってしまったのでしょうか?
福井氏の「良い意味でねちっこい筆致」は宇宙世紀を舞台にしたガンダムには相性ぴったりです。政治的な思惑、思春期の少年少女、確執ある親子等々、とにかく面倒くさくてややこしい人間ばかりを描かなければならない群像劇に加えて『ラプラスの箱』です。なんなんだよ、内に秘めた可能性って、意味わかんねーよ!……だが、そこがイイ。面白くてゾクゾクします。
薄っぺらい平和を振りかざしたりやたらと「ガンダム」の四文字を連呼されるのに恥ずかしさを覚えるようになったら、この物語の読み時かもしれません。こんなに居心地良い気分で読み終えたって事は、私もそれなりに歳を取ったし、ノスタルジーの楽しみを知ったって事かな。
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*1:詳細は後日の記事で……