新耳袋―現代百物語〈第3夜〉 (角川文庫)posted with amazlet at 12.01.10
今日は読書メモを。
大晦日に読んだ本です。びっくりしたり、ぎゃーっと叫びだしたくなったりはしないのだけど、じわじわーっと怖くなるというテイストは「しんしんと冷え込む冬の夜」を演出するのにはもってこいでした。これをして正しい年越しと呼べるかどうかは別として……ですけども。
本編にはまあまあ満足。それ以上に心がウキウキしたのは、岩井志麻子さんの解説でした。怖い話が大好きだけど、そういう体験とは縁遠くてちょっと寂しい------わかるわかる!ある意味「業の深い」性質にいたく共感してしまったのです。
そんなわけで、2012年もきっと、怖い話を求めてアンテナを伸ばし続ける私なんだろうなと、ふむふむ納得しながら読了したのでした。