あらたま@メモ魔通信

くらしの一コマ、ねこ、きもの、ラーメン、読んだ本、などな日々の活動メモ。書いて、読んで、猫と暮らす。丁寧ではないし、断捨離もしてないし、OLもしてません。

新耳袋 第三夜

新耳袋―現代百物語〈第3夜〉 (角川文庫)
木原 浩勝 中山 市朗
角川書店
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 今日は読書メモを。


 大晦日に読んだ本です。びっくりしたり、ぎゃーっと叫びだしたくなったりはしないのだけど、じわじわーっと怖くなるというテイストは「しんしんと冷え込む冬の夜」を演出するのにはもってこいでした。これをして正しい年越しと呼べるかどうかは別として……ですけども。


 本編にはまあまあ満足。それ以上に心がウキウキしたのは、岩井志麻子さんの解説でした。怖い話が大好きだけど、そういう体験とは縁遠くてちょっと寂しい------わかるわかる!ある意味「業の深い」性質にいたく共感してしまったのです。
 そんなわけで、2012年もきっと、怖い話を求めてアンテナを伸ばし続ける私なんだろうなと、ふむふむ納得しながら読了したのでした。